愛着のあるDW-5600E-1Vを自らの手で甦らせたい方に向けて、具体的な分解手順と用意すべき道具を整理します。作業の難易度は中級程度ですが、精密部品を扱うため丁寧な手作業が欠かせません。
まず用意すべき必須アイテムは以下の通りです。
- 電池:コイン形リチウム電池 CR2016(国内大手メーカー製を推奨)
- 精密プラスドライバー:#0番または#00番(ネジ頭をなめない高精度のもの)
- 非磁性ピンセット:プラスチック製または絶縁コーティングされた金属製ピンセット
- 爪楊枝または安全ピン:ラッチ解除やACリセット用
- 腕時計用シリコングリス:Oリングパッキン塗布用
準備が整ったら、ホコリの立たない作業環境を確保し、以下のステップで進めます。
ステップ1:ウレタンベゼルまたはバンドの取り外し
作業性を高めるため、裏蓋を覆う樹脂パーツやバンドを外します。DW-5600Eの場合、バンドが付いたままでも裏蓋の4点ネジにアクセス可能ですが、初心者はバンドを外した方がネジ山に対してドライバーを垂直に当てやすくなり、ネジの頭を潰す事故を防げます。
ステップ2:裏蓋の4点ネジを緩めて開封する
対角線を描く順番で均等にネジを緩めていきます。ネジを外して裏蓋を持ち上げると、薄い金属プレートや耐衝撃用の黒いラバーショックアブソーバー(ゴムパッキンホルダー)が現れます。このとき、アラーム音を鳴らすための極小スプリング(金色の微小バネ)がモジュールから突出しています。このバネを紛失すると二度とアラームが鳴らなくなるため、絶対にピンセット等で引っ掛けたり飛ばしたりしないよう細心の注意を払ってください。
ステップ3:古い電池の取り外しとCR2016の挿入
ラバーシートを外すと、電池を固定している金属製の留め金(金属ラッチ)が見えます。細い針や精密マイナスドライバーの先端でラッチのフック部分を外側に軽く押し広げると、バネの力でパチンとロックが解除されます。古いCR2016を取り出し、新しい電池のプラス(刻印面)を上にしてセットし、金属ラッチをカチッと音がするまで押し下げて固定します。