全世界累計発行部数が1億4000万部を超えるモンスタータイトルへと成長した本作。連載がスタートしてから年月が経過した現在も、公式展覧会の世界巡回や新たな画集の出版、さらにはハリウッド実写映画化に向けたプロジェクトなど、ファンを歓喜させる最新情報が途切れることはない。
『進撃の巨人』が提示した物語構造は、現在のバトル漫画やダークファンタジー作品のトレンドを決定づけたとも評される。連載開始から完結、そしてその後のメディア展開に至るまで、常に世間の期待を裏切り、裏切り続けながら圧倒してきた。その原点にある初期の設定構想や、諫山氏が描こうとしたテーマの深層を紐解くことで、この作品がなぜこれほどまでに人々を魅了し続けるのかが見えてくる。