千鳥と麒麟に確執の過去?テレビ界を席巻する2組の意外な関係性の真相

千鳥と麒麟に確執の過去?テレビ界を席巻する2組の意外な関係性の真相

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現在でこそバラエティ特番やスタジオトークで息の合った掛け合いを見せる2組ですが、芸歴の上では麒麟が1年先輩にあたります。麒麟(川島明・田村裕)は吉本興業の養成所であるNSC大阪校20期生(1997年入学)、千鳥(大悟・ノブ)はNSC大阪校21期生とほぼ同等(オーディション組)として2000年に結成されました。しかし、若手時代の関係性は極めて緊迫したものでした。

2000年代初頭、大阪の若手芸人の拠点であった劇場「baseよしもと」において、麒麟は2001年の第1回『M-1グランプリ』で無名ながら決勝進出を果たし、一躍スターダムに駆け上がります。甘い低音ボイスの川島とキャッチーな田村による漫才は女性ファンを中心に熱狂的な支持を集め、劇場内でも「ポップなアイドル的人気」を獲得していました。

これに対し、岡山から裸一貫で出てきてインディーズライブで腕を磨いてきた千鳥や笑い飯などの武闘派メンバーは、劇場全体のポップ化と麒麟の華々しい抜擢に対して激しい敵対心を燃やしていました。当時、劇場の楽屋や袖では千鳥・大悟が麒麟・川島を凄まじい目つきで睨みつけていたというエピソードは、現在では芸人仲間の間でも語り草となっています。

この時代の心理について、川島明は2025年10月5日放送のTBS系『日曜の初耳学』のインタビューで、当時の心境を生々しく告白しています。

「結構、劇場全体がポップやったんですよ。その中で自分たちが前に出ていることに対して、笑い飯や千鳥の大悟からはあからさまに目の敵にされていた。でも、今こうして仕事を全力で頑張れているのは、あの頃に笑い飯や千鳥という本物の実力派が背後にいてくれたからこそなんです」(川島明)

当時は関西ローカルで『麒麟・千鳥の二笑流TV』(GAORA等)といった合同冠番組も制作されていましたが、舞台裏では常にヒリヒリとした緊張感が漂っていました。互いのプライドと笑いへの美学が真っ向から衝突していた時代でした。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。