アニメ第1期でスバルたちを絶望の淵に叩き落としたペテルギウスですが、その本来の姿は緑髪の長身で端正な顔立ちをした青年風の土属性精霊「ジュース(邪精霊ペテルギウス)」でした。約百年前のエリオール大森林において、彼は森の守護者であるエミリアの養母フォルトナと深い信頼関係を結び、幼少期のエミリアにとっては優しい叔父のような存在だったのです。
当時のジュースは、現在のペテルギウスからは想像もつかないほど礼儀正しく誠実な性格でした。魔女教の創設メンバーのひとりでありながら、弱者を守り調和を重んじる「穏健派」の筆頭格として活動。森に封印された危険な力を守るフォルトナたちを物資面から支援し、エミリアの愛らしい姿を見ては感極まって涙を流すほど、慈愛に満ちた心を持っていました。
ジュースとフォルトナの間には言葉にしきれない深い思慕の情が通い合っており、エミリアを含めた3人は血の繋がりを超えた「家族」そのものでした。このあまりにも温かく尊い過去があるからこそ、後の変貌がもたらす悲劇の重みが際立ちます。