外務省時代の雅子さまのファッションは、現代のビジネスパーソンが見ても参考になる洗練されたスタイルばかりです。仕立ての良い上質なテーラードジャケットにタイトスカート、足元には動きやすいローヒールパンプスを合わせる「知的で実用的なワーキングスタイル」を確立されていました。
特にネイビー、キャメル、アイボリーといったベーシックカラーの上品な着こなしや、首元にさりげなく巻かれたシルクスカーフの使い方は抜群のセンスを誇ります。オーバーサイズのトレンチコートを羽織り、大きなレザーのブリーフケースを抱えて歩く姿は、90年代初頭のキャリア女性たちの憧れの象徴となりました。
華美になりすぎず、相手への敬意と機能性を両立させたタイムレスな装いは、現在のエレガントなローブ・デコルテや訪問着の着こなしにもしっかりと息づいています。