潮田渚が単なる「男の娘」枠にとどまらず、多くのファンを惹きつけてやまない最大の理由は、「天使のようなかわいさ」と「死神のような狂気」が同居する凄まじいギャップにあります。
普段の渚は争いごとを嫌い、殺せんせーの弱点をノートにコツコツ書き留める真面目で心優しい生徒です。しかし、大切な仲間や恩師が危機に陥り、いざ実戦の引き金が引かれた瞬間、その雰囲気は一変します。
一切の殺気を消し去り、標的の懐へ音もなく滑り込む姿はまさに暗殺の天才。狂気の教官・鷹岡明との対決で見せた、満面の穏やかな笑顔を浮かべながらスタンガンを突き刺すシーンは、読者に強烈な衝撃を与えました。「かわいらしい少年が、誰よりも恐ろしい暗殺者である」という背徳的なギャップこそが、渚というキャラクターの真髄です。