荷物の大型化が著しい昨今、絶対に把握しておかなければならないのが、東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物に関する厳格な運用体制だ。JR東海・JR西日本・JR九州では、車内セキュリティ向上と混雑緩和を目的として、特定のサイズを超える荷物に対して予約制を導入している。
この新幹線スーツケース置き場の最新ルールでは、荷物のタテ・ヨコ・高さの3辺合計が「161cm以上250cm以内」の荷物を「特大荷物」と定義している。国際線航空機で無料預け入れ上限となる大型スーツケースの多くがこの範囲に該当する。この特大荷物を新幹線車内に持ち込む場合は、事前に「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」を指定してチケットを購入しなければならない。
特大荷物スペースつき座席の予約方法は極めてシンプルだ。JR各社のインターネット予約サービス(「スマートEX」「エクスプレス予約」「e5489」「JR九州インターネット列車予約」)や駅の指定席券売機を利用する際、座席選択画面で「特大荷物」のマークがついた専用座席を選択するだけでよい。通常の普通車指定席やグリーン席と同額で予約でき、事前の追加料金は一切発生しない。
一方で注意が必要なのが、予約なし持ち込み時の手数料真相である。もし特大荷物該当サイズのスーツケースを事前予約なしに車内へ持ち込んだ場合、車掌による検札時に所定の持込手数料として1,000円(税込)が請求される。さらに、指定された荷物置き場へ移動させられることになり、最悪の場合は空きスペースがなく通路を塞ぐ形となって他の乗客との激しいトラブルに発展しかねない。自由席への特大荷物持ち込みは規則上禁止されているため、「自由席特急券だから大丈夫」という思い込みは通用しない。