住宅設備の現場取材において、熟練工が口を揃えて強調するのが「作業前の養生と水抜きを怠ったことによる二次災害」です。電源が入ったまま作業をして感電したり、ホース内に残留した汚水が一気に床面へ溢れ出してフローリングを腐食させたりするトラブルは、事前の数分間の準備で100%防ぐことができます。
まず絶対条件となるのが、電源プラグとアース線の完全遮断、そして給水蛇口の完全閉止です。手が濡れた状態でコンセント周辺に触れるのは極めて危険です。次に、ホース内に残った水を抜く洗濯ホース 水抜き 手順を確実に実行します。
水抜きは次のステップで進めます。蛇口を閉めた状態で洗濯機の電源を入れ、フタを閉じて「スタート」ボタンを押します。給水工程が始まると給水ホース内の圧力が抜けるため、約1分後に一時停止して電源を切ります。その後、給水ホースを外してバケツに垂らします。続いて、再び電源を入れて最も短い「脱水」のみをスタートさせ、約1分間回して本体内および排水ホース内に溜まった残水を一気に排水口へ送り出します。脱水停止後に電源を切り、排水口まわりの作業へ移行します。
あわせて、手元の安全と衛生を守るため、厚手のゴム手袋、汚水を吸い取る古タオル数枚、受け皿となる浅いバケツまたは洗面器、汚れを掻き出す歯ブラシを手の届く範囲に揃えておきます。