キモリに対する初期の戸惑いを決定的な憧れへと転換させた立役者は、テレビ東京系列で放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』でした。
サトシの手持ちとして登場したキモリは、森の巨大な木を守るために仲間たちと反目しながらも一人で戦い抜く、誇り高き戦士として描かれました。口に細い小枝をくわえ、腕組みをしながら静かに佇むその姿は、従来の「無邪気なパートナー」のイメージを覆す鮮烈なものでした。
さらにファンの熱狂を決定づけたのが、キモリ ジュプトル 進化のドラマです。頭部に長い葉を生やしたジュプトルへと進化を遂げた彼は、スピード感あふれる身のこなしで数々の強敵を撃破。さらに、想いを寄せていたメガニウムへの失恋を乗り越えて最終形態のジュカインへと進化し、一時はショックで技が出せなくなるという深い心理的葛藤まで描かれました。
「小枝をくわえた孤高の相棒」としての生き様は、当時の視聴者の胸に深く刻まれ、公式の人気ランキングでも常に草タイプ上位に食い込む揺るぎない人気を確立したのです。