現代人が山菜、特にうどに惹かれる理由は、単なるノスタルジーだけではない。医学的な視点からも、春の苦味は理にかなっている。冬の間に体内に溜め込んだ老廃物を排出する「デトックス」の役割を、うどに含まれる特有の成分がサポートするのだ。
うどに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールは、強い抗酸化作用を持つ。これに酢のクエン酸、そして味噌の乳酸菌やアミノ酸が加わることで、腸内環境を整えつつ疲労回復を促す最強のウェルネスフードが完成する。タイパ(タイムパフォーマンス)を重視するあまり、サプリメントに頼りがちだった都市生活者が、自然の機能性食品としての側面に気づき始めている。