一体なぜ料亭の味に?プロ直伝・筑前煮の黄金比と味が激変する裏ワザ

一体なぜ料亭の味に?プロ直伝・筑前煮の黄金比と味が激変する裏ワザ

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筑前煮が他の煮物(炊き合わせなど)と決定的に異なるのは、「油で炒めてから煮る」というプロセスです。油でコーティングすることでコクが増し、根菜の煮崩れを防ぎますが、具材を投入する順番を間違えると油っぽくなったり火の通りにムラが生じます。

具材を炒める完璧な順番

調理現場で徹底されている具材の投入順序は以下の通りです。

  1. 鶏もも肉(皮目から):ごま油(大さじ1)を熱し、鶏肉の皮目を下にして強めの中火で焼き付けます。
  2. 硬い根菜類(人参・ごぼう・れんこん):鶏の脂が出たフライパンに投入し、油が全体に回って透明感が出るまでしっかり炒めます。
  3. こんにゃく・戻した干し椎茸・筍:旨味油を吸わせるように中火で1〜2分炒め合わせます。

鶏肉をパサパサにさせない「後戻し法」の裏ワザ

鶏肉を最初から最後まで根菜と一緒に強火でグツグツ煮込んでしまうと、タンパク質が凝固して水分が抜け、硬くパサついた仕上がりになってしまいます。

鶏肉を驚くほど柔らかく保つ秘訣は、表面に焼き色をつけた段階で一度別皿に取り出しておくことです。根菜を出汁と調味料で煮込み、全体の火が通った残り5〜8分のタイミングで鶏肉を鍋に戻し入れます。この一手間を加えるだけで、肉汁を閉じ込めたプリプリの食感とジューシーな旨味をキープできます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。