名古屋から長野を結ぶルートは、塩尻駅を境界として東海旅客鉄道株式会社(JR東海)と東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の2社にまたがっている。ひとつの特急列車がJR会社間の垣根を越えて直通運用される裏には、極めて複雑な鉄道旅客輸送事業の連携が存在する。
特に過密なダイヤが組まれる首都圏からの直通臨時候補便や、中央西線の貨物列車との離合調整など、塩尻駅周辺のダイヤ構成は秒単位の精密さが求められる。385系の本格導入に伴い最高速度や曲線通過速度のボトムアップが達成されれば、単線・複線が入り交じる中央本線全体のダイヤ編成に大きな余裕が生まれる。両社間での乗務員交代や運用最適化も進められており、異常時における運行再開のスピードアップも期待される。