真岡市二宮地区は、江戸時代に二宮尊徳(金次郎)が復興事業を手掛けた歴史深い地として知られる。荒廃した農村を仕立て直し、自立した経済循環を作り上げた「報徳思想」のスピリットは、今もこの街の根底に生きている。農家が丹精込めて育てた高品質な果実を地元の加工技術で付加価値を高め、都市部からの観光客を惹きつける循環がここにある。
地域を挙げた取り組みには、栃木県真岡市観光協会も深く関わっている。地域の農産品を単なる食材として売るだけでなく、魅力的な洋菓子製造業のノウハウと結びつけることで高付加価値化に成功した。農業と観光が手を取り合う観光・地域活性化産業の先進モデルとして、全国の自治体からも熱い視線が注がれている。