本格的な陸上競技では「背面跳び(フォスベリー・フロップ)」が主流ですが、授業や初心者の段階ではなぜはさみ跳びが指導されるのでしょうか。その違いと、年代ごとの目安となる記録を整理します。
背面跳びは頭や背中からマットに落下するため、大型で極めて厚い専用セーフティマットと正確な指導環境が不可欠です。一方、はさみ跳びは視界に常に着地点が入り、安全に着地できるため、学校体育の導入として最適な跳法とされています。
中学校の走り高跳びにおける平均記録の目安は以下の通りです。
・男子(中学1〜3年):110cm〜130cm程度(陸上部選手は150cm〜170cm以上)
・女子(中学1〜3年):100cm〜120cm程度(陸上部選手は135cm〜150cm以上)
体育の授業内であれば、男子で120cm、女子で110cmをはさみ跳びでクリアできれば十分に高水準な記録といえます。はさみ跳びで重心を高く引き上げる基礎をマスターしておくと、将来的に背面跳びへ移行した際にも強力な踏み切りパワーとして生きてきます。