彼女の名が日本中に浸透する最大のきっかけとなったのは、言わずと知れた超話題作『カメラを止めるな!』である。上田慎一郎監督が手掛けたこの作品は、当初はわずか2館という小規模公開からスタートしながらも、口コミによって爆発的な広がりを見せた奇跡のバイラルヒット作だ。その劇中でテレビ局のプロデューサー役を演じた彼女の怪演は、作品の持つテンポ感と絶妙に噛み合っていた。
台本を超えたかのような圧倒的な説得力と「よろしくお願いしまーす!」のフレーズに代表される強烈なキャラクター。大物俳優が居並ぶ劇中にあっても決して埋もれることのない存在感は、作品を映画館で鑑賞した批評家や観客たちの口コミの核となり、彼女自身の知名度をも一気に全国区へと押し上げたのだった。