2009年の崩壊寸前の財務状態から、ここまでの大復活劇を指揮したキーマンが、エンターテインメント法務の権威であるジョン・ブランカだ。彼がマイケル・ジャクソン遺産財団のエグゼキューター(遺言執行人)として主導した再建計画は、ビジネス界における金字塔として称賛されている。
ジョン・ブランカ率いるマイケル・ジャクソン遺産財団は、無秩序な権利の乱用や粗悪なライセンス商品を一切排除し、ブランド価値を極限まで高める厳格な管理体制を敷いた。単に過去の遺産を守る守護者にとどまらず、新しいテクノロジーや現代メディアの文脈に合わせてブランドを再定義し続けたことこそが、没後17年を経てもなお収益を増やし続ける最大の勝因である。