韓国社会において特にインパクトを与えたのが、リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏や、iPS細胞の樹立でノーベル生理学・医学賞を獲得した山中伸弥氏の存在だ。スウェーデン王立科学アカデミーから称賛された彼らの業績は、韓国の産業界にも直接的な影響を与えてきた。
企業主導の研究開発が実を結んだ吉野氏の例や、大学研究室での地道な挑戦を結実させた山中氏のストーリーは、「応用研究だけに資金を集中させてきた韓国の弱点」を突く格好となった。一握りのメガヒット商品を狙う戦略では、真の革新は生まれないという教訓がここにある。