なぜセブンイレブンの増量施策ばかりが、これほどまでに疑いの目で見られてしまうのか。そこには過去に蓄積された「ブランドへの不信感」という深い傷痕がある。
かつてネット上で大騒動となった、底面が中央に向かって大きく隆起したお弁当容器。中央に黄色い帯をプリントして具材が詰まっているように見せたサンドイッチのパッケージ。内容量を密かに減らしつつ価格を維持する「ステルス値上げ」の象徴として、同社はたびたび激しい批判の矢面に立たされてきた。
一度損をさせられたと感じた消費者は、簡単には警戒を解かない。「増量」と書かれていても、「どうせ容器の形を変えて誤魔化しているのではないか」「元のサイズを事前に細くしておいて、戻しただけではないか」という疑念が先行する。企業側が正当な増量を行っていても、過去の負のイメージが足を引っ張り、正当に評価されない悪循環に陥っているのだ。