野外で毒ヘビに噛まれてしまった場合、パニックにならず冷静に初動対応を取れるかどうかが予後を左右します。
毒蛇に噛まれた時の応急処置手順:
1. 走らず安静にする: 走ると血流が加速し、毒が全身へ回る速度が一気に上がります。
2. 直ちに119番通報: 自力歩行を避け、同行者がいる場合は救急車を呼ぶか、車で速やかに医療機関へ搬送します。
3. 患部の圧迫は軽く: 緊縛帯などで強く締め上げすぎると鬱血して組織壊死を早めます。軽く包帯を巻く程度にとどめ、心臓より低い位置に保ちます。
4. 口で毒を吸い出さない: 口内に傷や虫歯があるとそこから毒が侵入するリスクがあります。市販のポイズンリムーバーがあれば補助的に使用しても構いませんが、病院への移動を最優先してください。
医療現場では、症状の重症度に応じて乾燥まむしウマ抗毒素(血清)やハブ血清を用いた治療が行われます。血清はアレルギー反応(アナフィラキシーショック)のリスクを伴うため、医師が血液検査の数値や腫れの広がりを見極めた上で慎重に投与します。民間療法に頼らず、一刻も早く抗毒素製剤や集中治療設備を備えた救急病院にかかることが不可欠です。