移動全体のタイムスケジュールを設計する際、ターミナルの立地と深夜便の使い勝手は無視できない要素です。
ターミナルの立地と公共交通アクセスの利便性
青森側ターミナル、函館側ターミナルともに両社は比較的近いエリアに位置していますが、徒歩乗船客のアクセス性には違いがあります。
津軽海峡フェリー函館ターミナルは、函館駅や五稜郭方面を結ぶシャトルバス・路線バスがターミナル正面に発着し、公共交通機関のみでのアクセスが極めてスムーズです。ターミナル内には本格的なレストランや北海道銘菓が揃う大型ショップが併設されています。
一方の青函フェリー函館ターミナルは、最寄りの路線バス停留所から徒歩で約10〜15分ほど歩く必要があり、大きなスーツケースを持った徒歩旅行者にはやや負担となります。ただし、マイカーやバイクでの乗船であればアクセスの差は皆無であり、むしろ乗下船手続きの動線がコンパクトで待ち時間が短いという利点があります。
24時間運航の真価|深夜便の使いやすさと評判
両社ともに1日8往復・24時間体制でダイヤが組まれており、深夜1時〜3時台の出航便が設定されています。この深夜便は、夜間に青函海峡を渡り、早朝から北海道や本州での行動を開始したい旅行者・トラックドライバーに重宝されています。
現場の利用者の声として多く見られるのは、「深夜便でしっかり横になって仮眠を取りたい場合、津軽海峡フェリーのプライベートシングルや指定席が落ち着ける」という意見と、「寝るだけと割り切るなら、格安で乗れて無料シャワーを浴びられる青函フェリーの新造船が最も合理的」という意見です。睡眠環境へのこだわりによって評価が二分されています。