公共施設としての使い勝手を左右するのは、机上のスペックではなく利用者の現場体験です。各種レビューサイトやSNS、定期アンケートに寄せられた市民の意見を分析すると、熊本市立図書館の評判は総じて高い水準を保ちながらも、一部に運用上のギャップが見受けられます。
好意的な評価として際立つのは、「司書によるレファレンスサービスの質の高さ」と「郷土資料の圧倒的な蓄積量」です。熊本城の歴史的記録や近代文学に関する調査において、専門知識を持つスタッフの迅速なガイダンスは研究者や学生から絶大な支持を集めています。一方で、作業スペースの環境面に関しては「タイピング音やページをめくる音に対する感覚の個人差」に起因する摩擦が報告されています。
また、長時間の滞在時に欠かせない熊本市立図書館のカフェ事情については、事前の情報把握が欠かせません。現在、図書館本館の内部には専属の民間カフェチェーンなどは併設されておらず、飲食可能な休憩コーナーおよび自動販売機エリアが整備されている構成です。そのため、集中した学習の合間に本格的なコーヒーブレイクを取りたい利用者は、隣接する複合商業施設(ゆめタウン大江など)のカフェやベーカリーを賢く活用しています。施設外の商業インフラと自然に共生している立地条件は、都市型図書館としての大きな強みと言えます。