神代植物公園を語る上で欠かせないのが、世界的な評価を誇るばら園です。左右対称の美しいフランス苑風沈床式庭園には、約400種・5,200株ものバラが整然と植えられており、噴水を取り囲むように咲き誇る景観は圧巻の一言に尽きます。
バラの見頃は年に2回訪れます。春バラの見頃は5月中旬から6月上旬にかけて。株全体を覆い尽くすような圧倒的な花数とボリューム感、鮮やかな色彩のグラデーションを楽しめるのが春の醍醐味です。一方、秋バラの見頃は10月中旬から11月上旬となります。春に比べて花のサイズは小ぶりになるものの、朝夕の寒暖差によって花びらの色が深く冴えわたり、バラ本来の芳醇で濃厚な香りをじっくり鑑賞できます。
現在の開花状況を把握する際は、東京都公園協会の公式X(旧Twitter)や園内の特設掲示板で配信される日々の開花レポートをチェックするのが確実です。春の最盛期には朝8時からの「早朝開園」が実施される日もあり、気温が上がりきる前の清々しい空気のなか、最も香りが強く放たれる時間帯を狙って訪れるコアなファンが後を絶ちません。