オウムとインコの違いは頭の冠羽?オカメインコの謎や寿命・知能を徹底解説

オウムとインコの違いは頭の冠羽?オカメインコの謎や寿命・知能を徹底解説

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コンパニオンバードとして迎えるにあたり、多くの人が気にするのが「おしゃべりの上手さ」と「知能・性格の違い」です。この領域においても、オウム科とインコ科では明確な行動特性の差異が観察されます。

「人間の言葉を明瞭に模倣し、語彙を増やす」という点においては、総じてインコ科に軍配が上がります。身近なセキセイインコ(特にオス)は長文のフレーズや昔話を覚える個体が存在し、ボウシインコ類は歌の音程まで見事に再現します。さらに、インコ科の頂点に君臨するヨウムは、20世紀後半にハーバード大学のアイリーン・ペパーバーグ博士が行った認知実験(アレックス研究)によって、5歳児並みの知能と2歳児並みの感情を持つことが科学的に立証されました。単なる物真似ではなく、色、形、数、材質を認識し、「同じ」「違う」といった抽象概念を言葉で表現する能力は霊長類に匹敵します。

対するオウム科は、発声器官の構造上、舌を使って人間の言葉を器用に発音すること自体はやや苦手な傾向があります。「オカメインコがおしゃべりよりも口笛やメロディの真似を得意とする」のはファンの間では有名です。大型の白色オウム(タイハクオウムやキバタンなど)も言葉を覚えますが、発音はハスキーで不明瞭なケースが目立ちます。

しかし、オウム科の真骨頂は言葉の模倣ではなく、「感情の豊かさと全身を使った自己表現」にあります。音楽のリズムに合わせて的確にヘッドバンギングやステップを踏むダンス能力、道具を使って器用に背中を掻く知恵、そして何より飼い主に対する濃厚な愛情表現は「羽毛を生やした犬」と呼ばれるほどです。人間の表情や心理状態を敏感に察知し、甘えて抱っこをせがむ姿はオウム科ならではの魅力といえます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。