田原工場は、第1製造部から第3製造部、さらにはエンジン製造部までを備えた巨大複合生産拠点です。ラインごとに明確な役割分担が敷かれており、トヨタの技術力を象徴するフラッグシップモデルが日々ラインオフしています。
特に世界中から注目を集めるのが、第3製造部を中心とするレクサス製造ラインです。ここではレクサスの最上位セダン「LS」をはじめ、「IS」「RC」、さらには本格オフローダーの「GX」など、極めて高い精度が求められる車両が組み立てられています。防塵服を着用して入室するクリーンルーム塗装や、ミクロン単位のチリ・段差を触診する熟練検査員の存在など、量産工場とは思えない徹底した品質管理が敷かれています。
また、強靭なラダーフレーム構造を持つランドクルーザーシリーズや海外向けSUV「4ランナー」の生産・関連コンポーネント製造も田原工場が支える屋台骨です。2026年現在では、次世代BEV(電気自動車)とハイブリッド車の混流フレキシブルラインへの改修も進み、電動化時代における中核拠点としての存在感を一段と高めています。