各種メディアのアンケート調査やNHKアーカイブスの歴代視聴者リクエスト、SNS上のファンコミュニティにおける膨大な投票データを統合・分析した結果、世代を超えて高い支持を獲得した「歴代最高傑作TOP5」が浮き彫りになりました。
第1位に輝いたのは、三谷幸喜脚本による『真田丸』(2016年放送)です。主人公・真田信繁(堺雅人)の生涯を軸に、戦国乱世を泥臭く生き抜く真田家の家族劇として描き切った構成力が絶賛されました。特に草刈正雄演じる父・真田昌幸の圧倒的な存在感や、歴史の敗者側に光を当てたドラマツルギーは、従来の戦国大河のフォーマットを刷新した金字塔として評価されています。
第2位は、平均視聴率歴代トップを誇る『独眼竜政宗』(1987年放送)。渡辺謙が弱冠27歳で主演を務め、「天下無冠の覇者」伊達政宗の野望と葛藤を情熱的に演じきりました。ジェームス三木の骨太な脚本と勝新太郎(豊臣秀吉役)をはじめとする重厚なキャスト陣の激突は、今なお大河ドラマの原点にして最高峰として語り継がれています。
第3位には『龍馬伝』(2010年放送)がランクイン。福山雅治が演じた坂本龍馬の疾走感あふれる生き様と、大友啓史監督による徹底したリアリズム(土煙や埃、汗を強調した映像美)が革新的でした。経済小説の名手・福田靖による「金と近代化」を軸にした幕末史の再構築は、現代のビジネスパーソンからも極めて高い支持を得ています。
第4位は宮藤官九郎が描いた異色の近現代劇『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年放送)、第5位には女性主人公大河として歴代最高峰の支持を維持する『篤姫』(2008年放送)が選ばれる結果となりました。単なる歴史の再現にとどまらず、現代社会の構造や人間の普遍的な感情を抉り出した作品群が上位を独占しています。