テンとイタチの違いを見分ける決定打!生態・痕跡・屋根裏対策を徹底比較

テンとイタチの違いを見分ける決定打!生態・痕跡・屋根裏対策を徹底比較

テンとイタチの違いを見分ける決定打!生態・痕跡・屋根裏対策を徹底比較を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

「夜中の2時を過ぎると、屋根裏でキーキーという鋭い叫び声や爪を立てて木材を削る音がして眠れない」という被害者の訴えは、イタチ科動物の活動リズムと合致します。

イタチは完全な夜行性であり、日没直後から夜明け前にかけて活動のピークを迎えます。驚くべきはその俊敏性と運動能力です。垂直な壁面や雨樋、電線を平然と伝い歩き、わずか3cmの隙間から断熱材の敷き詰められた小屋裏スペースへ入り込みます。天井裏は天敵(フクロウやタカ、大型哺乳類)の脅威がなく、冬期でも暖気が溜まるため、繁殖地として格好の標的となります。

一方のテンは、夜行性主体でありながら昼間にも活発に行動する柔軟性を持ちます。樹上性の高いテンは、庭木から屋根へ飛び移り、軒天の隙間や瓦の合わせ目から侵入します。現場調査で撮影された小屋裏カメラの記録では、グラスウール断熱材を執拗に引き裂いて巣材にし、その内部で複数頭の幼獣を育てるテンの姿が確認されています。

さらに深刻な二次被害が「糞尿による天井板の腐食とダニの大量発生」です。イタチ科の動物は縄張り意識から同じ場所に排泄を繰り返す習性があり、天井板に黒いシミが広がり、最終的に尿で腐食した石膏ボードが抜け落ちる事故が報告されています。また、寄生している「イエダニ」や「ノミ」が天井の隙間から寝室へ降下し、住人に激しい痒みと皮膚炎をもたらす健康被害も無視できません。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。