メディアの喧騒とは裏腹に、グラウンド上のリーチマイケルが発するメッセージは極めてシンプルかつ強靭です。2024年のテストマッチシリーズやリーグワンでの勝利後インタビューにおいて、彼は自身のコンディションとモチベーションについて次のように語っています。
「チームが勝つために体を張る。それだけです。まだ走れるし、グラウンドに立つ瞬間が一番楽しい。必要とされる限り、全力でタックルに行くだけです」
2008年の初キャップ獲得以来、積み重ねてきた代表キャップ数は80を超え、歴代屈指の金字塔を打ち立てています。2015年W杯での南アフリカ戦勝利、2019年自国開催での史上初ベスト8進出という歴史的偉業の中心にいた男は、もはや個人の名誉のためではなく、日本ラグビーの基準(スタンダード)を落とさないためにプレーを続けています。
日本代表ヘッドコーチであるエディー・ジョーンズも、ベテランの起用について「年齢で選ぶことはない。グラウンド上で最も仕事量が多く、チームに勝利のカルチャーをもたらせる選手を選ぶ」と公言しており、リーチマイケルが代表スコッドにおいて依然として欠かせない存在であることを裏付けています。