軽い気持ちで行ったアイコン設定であっても、法的な責任を追及された場合の影響は甚大です。SNSアイコンの著作権侵害に対する罰則は非常に重く規定されており、刑事罰としては「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金」、またはその両方が科される可能性があります(著作権法第119条)。法人ではなく個人の私用アカウントであっても、法律上の罰則対象である点に変わりはありません。
民事上の責任も見過ごせません。権利者から権利侵害を指摘された場合、アカウントの利用停止(凍結)措置にとどまらず、過去の使用期間に応じた損害賠償請求や不当利得返還請求を求められるリスクがあります。特に改正プロバイダ責任制限法(現・情報流通プラットフォーム対処法)の施行以降、発信者情報開示請求の手続きが大幅に簡素化・迅速化されたため、匿名アカウントであっても投稿者の氏名や住所を特定することが容易になっています。
特に厳格な権利管理で知られるのがディズニー関連のコンテンツです。ディズニーキャラクターのアイコン使用が孕む危険性は極めて高く、同社は自社IP(知的財産)のブランド保護を徹底していることで世界的に知られています。ファンコミュニティ内での非営利な利用であっても、警告文の送付やプラットフォームへの削除申請が迅速に行われる傾向があり、「みんなが使っているから」という甘い判断は通用しません。