火のないところに煙は立たない。この誤解が生まれた最大の原因は、実弟である鳩山邦夫(はとやま くにお)元総務相の急逝にある。2016年6月、鳩山邦夫氏は67歳という若さで十二指腸潰瘍のため他界した。当時、大物政治家の突然の訃報は日本中に大きな衝撃を与えた。
「鳩山家の政治家が亡くなった」という過去の記憶が、歳月の経過とともに曖昧になり、兄である鳩山由紀夫氏のイメージと脳内ですり替わってしまった人物が少なからず存在する。さらに、政界の第一線を退いてメディア露出の質が変化したことも記憶の混乱に拍車をかけた。こうした人々の無意識の勘違いが、ネット検索を通じて数値化された結果と言える。