Q1:近隣で凶悪事件が発生し犯人が逃走中という速報を見ました。まず何をすべきですか?
A1:最優先すべきは、物理的な安全確保です。戸建て・マンションを問わず、すべての玄関ドア、ベランダ、窓の二重ロックを直ちに施錠してください。カーテンを閉めて室内の様子が外から見えないようにし、警察による安全確保の発表があるまで外出を控えてください。お子様がいる場合は学校や保育園の引き渡しルールに従い、単独での下校を避ける手配を行ってください。
Q2:SNSで事件の現場動画や犯人の顔とされる画像が流れてきました。拡散してもよいですか?
A2:絶対に拡散しないでください。過去の事例でも、事件とは無関係の第三者の顔写真が「容疑者」として誤拡散され、名誉毀損やプライバシー侵害で刑事告訴・民事上の損害賠償請求に発展した判例が多数存在します。善意のつもりであっても、虚偽情報の拡散は重大な加害行為になり得ます。
Q3:警察発表の「容疑者逮捕」と「書類送検」はどう違うのですか?
A3:「逮捕」は、罪を犯したと疑うに足りる相当な理由があり、逃亡や証拠隠滅の恐れがある場合に身柄を拘束する強制捜査の手続きです。一方、「書類送検(身柄不拘束)」は、証拠が十分に確保されており、逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断された場合に、身柄を拘束せず捜査書類のみを検察庁へ送る手続きを指します。罪の重さだけでなく、逃亡・証拠隠滅の現実的リスクが判断基準となります。
Q4:事件の第一報から「犯行動機の詳細」が報じられるまでに時間がかかるのはなぜですか?
A4:供述の信用性を裏付けるための客観的証拠(LINE等の通信履歴、防犯カメラの足取り、銀行口座の履歴、精神鑑定の結果など)の精査に時間を要するためです。被疑者が虚偽の供述をしたり、責任能力を巡る主張をしたりする場合、捜査当局は供述の真偽を慎重に裏付けなければ起訴・公判維持ができないため、動機の確定発表には数日から数週間を要するのが通例です。