Netflixを開いたときに目にする独特のフォントに興味を持ったことはないでしょうか。Netflixは2018年、ブランドアイデンティティの統一と莫大なフォントライセンス料の削減を目的に、独自のコーポレートフォント「Netflix Sans」を開発・導入しました。幾何学的で視認性が高く、スマートフォンから巨大な4Kテレビまで、どの画面サイズでも美しく表示されるよう設計されています。
ただし、日本語字幕においては少し事情が異なります。膨大な文字数をカバーする日本語フォントを全デバイスへ一括配信するのはデータ容量の観点から負荷が大きいため、日本語字幕は閲覧している端末のOS標準フォント(Windowsのメイリオや游ゴシック、Mac/iOSのヒラギノ角ゴシック、AndroidのNoto Sansなど)が優先的にレンダリングされる仕組みになっています。
「以前と比べて字幕の雰囲気が変わった」と感じるケースの多くは、アプリのアップデートやブラウザの仕様変更によって、デバイス側で割り当てられる標準フォントの優先順位が切り替わったことが主な理由です。