私たちが購入するくじ券の背景には、公営競技・宝くじ産業特有の厳格な配分構造が横たわっている。宝くじ全体の期待値はおよそ45%から50%程度。競馬や競艇などの公営競技(約75%)やパチンコ産業と比較しても、胴元が差し引く控除率が極めて高い。
それにもかかわらずミニロトが長年愛されている理由は、当選サイクルの安定感にある。キャリーオーバーによって射幸性を極限まで煽るロト6やロト7では、何年間も末等すら当たらず脱落する者が珍しくない。対照的にミニロトはキャリーオーバーがない代わりに、毎週確実に複数の1等当選者が全国で誕生する。ボラティリティの低さこそが、リスクを嫌う堅実なプレイヤーを引き寄せる要因となっている。