筋斗雲の最大の特徴は、「心が清らかな者しか乗れない」という厳格な選別システムにあります。悪意や邪念、スケベ心を持つ者が乗ろうとすると、煙のように体をすり抜けて地面へ真っ逆さまに落下してしまいます。
作中で筋斗雲に乗ることができたキャラクター、そして乗れなかったキャラクターの内訳は以下の通りです。
- 搭乗できたキャラクター:孫悟空、チチ、孫悟飯、孫悟天、ウパ、ランチ(青髪の純真状態)、則巻アラレ、ガッちゃん、ナム
- 搭乗できなかった(すり抜けた)キャラクター:亀仙人、クリリン、ブルマ、ヤムチャ、ウーロン、ベジータをはじめとする大半の戦士
注目すべきは、かつて筋斗雲の持ち主であった亀仙人が乗れなくなっていた理由です。亀仙人は大ウミガメを助けたお礼として悟空に筋斗雲を授けましたが、自ら手本を見せようと乗った瞬間、無残にもすり抜けて尻餅をつきました。亀仙人いわく「昔は乗れた」とのことですが、長い年月の中でスケベ心や俗世の煩悩に染まりきってしまった結果、筋斗雲に拒絶される体質へと変わってしまったのです。
また、クリリンは下心や打算が見え隠れしていた初期に落下し、ブルマも計算高い性格が災いして乗ることができませんでした。一方で、悪意を一切持たない純真無垢な心を持つ悟飯や悟天、鳥山明作品のクロスオーバーで登場した則巻アラレなどは、何のためらいもなくフワリと乗りこなしています。