戸谷公人の現在と金銭トラブルの真相|ディエンド俳優の光と影を追う

戸谷公人の現在と金銭トラブルの真相|ディエンド俳優の光と影を追う

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戸谷の経歴を紐解く上で欠かせないのが、度重なる所属事務所の移籍と退所のプロセスです。大手芸能プロダクションであるアミューズを2020年1月31日付で退所した際、表面上は「15年という節目を迎えた円満退所」と報じられました。しかし、その根底には俳優業にとどまらず声優業への本格進出を目指したいという強い意志がありました。

その背景にあったのが、2006年に急性心不全のため55歳の若さで他界した実父・戸谷公次氏の存在です。公次氏は『機動戦士ガンダム』のカツ・レコン役や『聖闘士星矢』『北斗の拳』ジャギ役など、数々の名作アニメで重厚な脇役を演じた名声優でした。父が長年所属していた老舗声優事務所が青二プロダクションであり、戸谷自身も父への思慕と敬意から、2020年4月に同社のジュニア所属オーディションを経て所属を勝ち取りました。

これに先駆け、バンダイナムコグループ主導の2.5次元クロスメディアプロジェクト『ドリフェス!』において、メインユニット「DearDream」の風間圭吾役として声優・ライブ活動を経験していたことも、声優転向への自信を後押ししていました。しかし、声優業界の名門である青二プロダクションでの活動は長くは続かず、2022年4月30日をもって退所に至ります。在籍期間はわずか2年でした。

青二プロダクション退所の公式理由は「契約満了」とされていますが、関係者の話を総合すると、伝統的な声優の育成システムと、すでに若手実力派俳優としてのキャリアと自負を持っていた戸谷との間に、活動方針や仕事の選定を巡るギャップが生じていたとされます。結果として再びフリーランスの道を選んだことが、マネジメント機能の欠如を招き、前述の金銭トラブルへの伏線となってしまった側面は否定できません。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。