この機体が放つ冷徹な機能美は、ポップカルチャーや映画界をも強烈に魅了してきた。フランシス・フォード・コッポラ監督の不朽の名作『地獄の黙示録』をはじめ、数多のミリタリー・アクション映画で描かれた空襲シーンの陰には、常にコブラの威圧的なシルエットがあった。ワルキューレの騎行とともに迫るヘリ部隊の狂気は、兵器としての枠を超え、20世紀の戦争そのものを象徴するアイコンとして人々の網膜に焼き付いている。
近年ではNetflixやU-NEXTといった動画配信プラットフォームにおいて、当時の貴重なガンカメラ映像をデジタルリマスターした戦争ドキュメンタリーが相次いで配信されている。低空スレスレを滑空しながらロケット弾を斉射する実戦記録は、CG全盛の現代映画すら凌駕する凄まじい緊迫感を放つ。ディスプレイ越しに伝わるエンジンの唸りは、過酷な前線でパイロットたちが直面した極限の現実を生々しく物語っている。