1992年秋、フジテレビの看板枠である「月9」で放送された『二十歳の約束』。この作品こそが、伝説の一言を生み出した舞台だ。当時、社会現象を巻き起こしていたトレンディドラマの熱狂の中で、本作はひときわ異彩を放つ純愛ドラマとして制作された。過剰な演出を削ぎ落とし、若者が抱える葛藤や孤独、そして誰かを真っ直ぐに愛することの切なさを描いたストーリーは、全国の視聴者を虜にした。
主演を務めたのは、当時圧倒的な透明感とチャーミングな魅力でブレイク中だった牧瀬里穂と、若手俳優として急速に頭角を現し始めていた木村拓哉。二人が織りなす不器用で瑞々しい関係性は、画面越しにも伝わる緊張感と熱量に満ちており、月曜9時のテレビの前には毎週多くの若者が釘付けとなった。