深夜のタクシー待ちで長蛇の列に並ぶより、温かい湯船に浸かって朝を迎える——。今、都市部を中心に「夜明かしの選択肢」として温浴施設を指名買いする層が急増している。終電を逃した際、ビジネスホテルの高騰に悩まされることなく、リーズナブルかつ快適に夜を越せる点が最大の理由だ。
特筆すべきは、深夜割増料金の設定が手頃で、かつ翌朝までゆったり過ごせる穴場スポットの台頭である。主要ターミナル駅から徒歩圏内に位置しながら、早朝の入替時間までフル活用できる施設が増加。深夜入場でも数千円台に抑えられる料金体系や、仮眠専用のクワイエットゾーンを完備した空間づくりが、過密な都会の夜に確かな安らぎを提供している。