『あさイチ』の代名詞とも言える「朝ドラ受け」で見せる涙は、SNSを中心にたびたび大きな話題を呼んできた。連続テレビ小説の感動的なクライマックスの直後、目元を赤くしながら生放送の冒頭を迎える姿は、作り手側の演出を超えた「一人の人間としての素直な反応」として視聴者の胸を打つ。
完璧にコントロールされたプロフェッショナルなアナウンスメントも魅力的だが、不意に見せる人間味溢れる感情の発露こそが、彼女の最大のチャームポイントだ。自分の感情に嘘をつかず、けれど番組の進行を脱線させない絶妙なブレーキコントロール。この絶妙なバランス感覚があるからこそ、彼女の涙は決してあざとく映らず、むしろ視聴者との強い信頼関係を構築する触媒となっている。