日本肥満学会が策定した基準によると、男性85cm以上、女性90cm以上が内臓脂肪面積100平方センチメートルに相当する目安とされている。この数値を境にして、心筋梗塞や脳卒中などの虚血性疾患リスクが著しく跳ね上がることが数多くの疫学調査で裏付けられている。
近年、医療・健康の分野では診断データの精度と予防的アプローチの連動が強く求められている。企業や個人の健康管理に対する意識が高まるなか、ヘルスケア産業全体としても、正確なバイタルデータに基づく早期介入サービスやパーソナライズされた指導が主流となった。
基準値を少し超えたからといって、直ちに重篤な病気になるわけではない。しかし、そのシグナルを正しく受け止め、ライフスタイルを見直すきっかけにすることこそが、長期的な健康寿命の延伸につながる。