大麻解禁の世界最新地図!嗜好用・医療用が合法な国と規制の落とし穴

大麻解禁の世界最新地図!嗜好用・医療用が合法な国と規制の落とし穴

大麻解禁の世界最新地図!嗜好用・医療用が合法な国と規制の落とし穴に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

単なる経済的成功や自由化の文脈だけでこの現象を語ることはできない。エンターテインメント配信大手Netflixで配信されている話題のドキュメンタリー『グラス・イズ・グリーナー: 大麻とアメリカ社会』は、社会・時事ジャーナリズムの鋭い切り口で解禁運動の裏に潜む歴史的・人種的課題を白日のもとに晒している。

同作品は、かつてアメリカの「薬物との戦争」において、黒人やヒスパニック系コミュニティが不当に過剰な取り締まりを受けてきた凄惨な現実を映し出す。そして皮肉にも、現代のグリーンラッシュで莫大な富を手にする起業家の多くが富裕層の白人であるという現実を突きつけるのだ。カナビス産業が正当なビジネスとして脚光を浴びる一方で、過去の罰則によって社会的ハンデを負い続ける人々が存在する。解禁とは単なる市場開拓ではなく、社会的正義(ソーシャル・エクイティ)の回復に向けた長い模索でもある。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。