痛風とプリン体は関係ない?従来の常識を覆す最新医学の真実

痛風とプリン体は関係ない?従来の常識を覆す最新医学の真実

痛風とプリン体は関係ない?従来の常識を覆す最新医学の真実の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

なぜ、あれほど恐れられてきたプリン体が「あまり関係ない」と言われるようになったのか。その答えは、体内におけるプリン体の「発生源」の比率にある。

人間の体内に存在するプリン体のうち、食事などの外部から摂取されるものは全体のアバウト20%前後に過ぎない。残りの約80%は、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝の過程で、肝臓をはじめとする体内で自動的に合成されている。どれほど厳しい食事制限を課し、プリン体フリーの食材ばかりを選んだとしても、血中尿酸値を下げられる幅はせいぜい1.0〜1.5mg/dL程度。劇的な改善を期待するにはあまりにも小さすぎる数字だ。

医学研究の国際的データベースである「PubMed」を検索しても、食事制限単独による高尿酸血症の改善効果には限界があり、過度な栄養制限が逆に代謝バランスを崩すリスクすら指摘されている。かつて常識とされた「プリン体=痛風の悪魔」という図式は、代謝の全体像を見落とした過度の単純化だったと言わざるを得ない。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。