ゾーイ・クラヴィッツのキャリアを語る上で欠かせないのが、ジャンルに縛られない大胆な作品選びです。カルト的人気を誇るアクションの金字塔『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では繊細さと強さを兼ね備えた妻トースト役を好演。さらに『THE BATMAN-ザ・バットマン-』では、歴代のキャットウーマン像を塗り替えるアンニュイで骨太なセリーナ・カイルを演じ切り、世界興行収入7億7,000万ドル超のメガヒットを牽引しました。
テレビドラマ界でもその存在感は圧倒的で、高級住宅街の闇を描いた大ヒットサスペンス『ビッグ・リトル・ライズ』や、母リサ・ボネットが出演した伝説的映画をドラマとしてリブートした『ハイ・フィデリティ』では、音楽オタクの主人公ロブを等身大の魅力で演じ、製作総指揮としても手腕を発揮しました。
そして2024年に公開されたサスペンススリラー『ブリンク・トゥワイス』では、長編映画の初監督および共同脚本を担当。富裕層のプライベートアイランドを舞台にした鋭い社会風刺と緊迫感あふれる演出は批評家からも絶賛され、単なる人気女優にとどまらない「本格派映画監督・ストーリーテラー」としての地位を決定づけました。