「全ツッパ」とは、「所持金や軍資金のすべてを使い果たすまで勝負を続行する行為」を指す言葉です。言葉の構成としては、「全力」あるいは「全額」を意味する「全」に、相手の攻撃やリスクを恐れずに強気で押し通すことを意味する「突っ張る(ツッパ)」が組み合わさって誕生しました。
この表現の直接的なルーツは、昭和から平成にかけてのギャンブル文化にあります。特に麻雀における「突っ張り(相手のリーチや仕掛けに対してオリずに危険牌を勝負し続けること)」と、パチンコ・パチスロにおいて「当たるまで財布の中身をすべてサンド(紙幣投入口)に入れ続けるプレイスタイル」が融合し、パチンコ雑誌やライターの動画配信を通じて全国的に広まりました。
2000年代以降、ネット掲示板(5ちゃんねる等)で「今日は給料日だから新台に全ツッパしてくる」「手持ちの3万円全ツッパした結果」といった形でスラング化し、現在ではギャンブル以外のジャンルでも広く通用するネット用語として定着しています。