かつて日本の芸能界は、大手事務所の意向と旧来型のセレブリティ・ジャーナリズムが密接に結びつき、タレントの私生活や独立の動きを過度に取り締まる傾向が強かった。黒木と赤西の結婚や独立も、当時はメディアによる激しいバッシングの対象となった過去がある。
しかし、SNSの普及と配信カルチャーの台頭により、タレント自らが真実を発信できる時代へと移行した。メディア側も一方的なスキャンダル報道から、個人の自立やキャリアの多様性を評価する成熟したジャーナリズムへと変化を迫られている。時代の逆風を真っ向から受け止め、自らの足で立ち続けた二人の歴史は、奇しくも日本の芸能界が近代化していくプロセスそのものを象徴している。