佐々木の名を一躍お茶の間に浸透させたのが、朝の看板番組『グッド!モーニング』での奮闘だった。刻一刻と変わる最新情報をテンポよく、かつ正確に届ける早朝の生放送は、アナウンサーとしての反射神経を極限まで研ぎ澄ませる道場のような場所だ。慌ただしい朝の食卓に、安心感のある落ち着いたトーンを届けることで、幅広い世代の支持を獲得した。
その後、夕方の『スーパーJチャンネル』などの報道番組へと活躍の場を広げたことで、彼のジャーナリストとしての才能はさらに開花する。事件現場や被災地、季節の移ろいを伝える街角中継に至るまで、彼がマイクを握ると現場の臨場感がダイレクトに伝わってくる。スタジオと中継先との呼吸を完璧に合わせ、予定調和を崩してでも現場の真実を伝えようとする姿勢が、番組のクオリティを押し上げてきた。