このキャラクターを生み出したのは、クリエイティブディレクターの佐藤雅彦氏だ。大手広告代理店の電通在籍時代に制作されたこのプロジェクトは、日本の広告・マーケティング業界に計り知れない影響を与えた。
それまでの企業広告は、製品の性能や信頼性を愚直に訴求するのが主流だった。しかし、佐藤雅彦氏は「親しみやすさとユーモア」を前面に押し出す戦略をとった。無駄を削ぎ落としたシンプルな線画のウータン(サル)のキャラクターが、危機に直面しながらも飄々と切り抜ける姿。これこそが、キャラクターマーケティングの成功事例として現在も教科書に載るほど評価されている理由だ。