合宿免許における服装は、ファッション性よりも「道路交通法上の安全確保」と「指導員の視覚的チェック」が最優先されます。教習所側には、受講生が安全に運転操作を行える服装であるかを確認する義務があり、基準を満たさない場合は「教習拒否=その日の技能教習を受けられず延泊確定」という重いペナルティが課されます。
特に厳密なのがフットウェアです。かかとが固定されていないサンダル、ミュール、クロックスはもちろんのこと、厚底スニーカーやブーツ、インヒールシューズはペダルの踏み込み感覚(ブレーキやアクセルの微細なタッチ)が掴めないため、技能教習では即座にNGが出されます。靴底がフラットで適度な柔軟性を持つ、標準的なランニングシューズやスニーカーを着用しなければなりません。
ボトムスに関しても、足を動かしにくいタイトスカートやショートパンツ、肌の露出が多い服装は厳禁です。万が一の急ブレーキ時や教習車への乗り降りで怪我をするリスクがあるため、伸縮性のあるチノパンやジーンズ、動きやすいジャージが基本となります。また、トップスは二の腕や胸元が大きく開いた服は避け、冬季であれば車内の暖房や外気候に合わせて脱ぎ着しやすい前開きのパーカーやカーディガンを重ね着するのが実務上のセオリーです。