購入検討者が直面する最大の難所が、ファーストヴァンクリーフとしてどちらを選ぶべきかという「サイズ問題」です。店頭で実物を並べて見比べることが極めて困難な昨今、スウィートとヴィンテージの違いをミリ単位の仕様と長期的な着用イメージから正しく把握しておく必要があります。
両者の決定的な差異は、モチーフの直径とチェーンの存在感にあります。スウィートアルハンブラのモチーフ直径は約9.5mm、チェーンの太さも非常に繊細で、肌の上にさりげなく点在するような控えめな輝きを放ちます。一方のヴィンテージアルハンブラは直径約15mm。遠目からでも四つ葉のクローバーのフォルムとゴールドビーズの縁取りがはっきりと視認できる、メゾン本来の黄金比率です。
「日常使いしやすいから」「価格が手頃だから」という理由でスウィートを選んだものの、年齢を重ねるにつれて物足りなさを感じるユーザーは少なくありません。体型の変化や首元の陰影、洋服の生地感(冬場の肉厚なニットなど)に負けてしまい、モチーフが埋もれてしまう現象が起きるためです。逆にヴィンテージは単体での主張がしっかりしているため、20代から70代まで体型や装いが変わってもバランスを失いません。
また、毎年10月頃に数量限定でリリースされるホリデー限定コレクションは、ヴィンテージアルハンブラをベースに中央へダイヤモンドを一粒セッティングした特別な仕様です。限定ストーンの希少性と相まって二次流通では発売直後からプレミアがつくのが通例となっており、正規顧客(VIC)を中心に予約枠が即座に埋まるコレクターズアイテムとなっています。