ネット上の情報では「duo=柱が邪魔なハズレ箱」という極端な言説が散見されますが、現場を熟知する取材者の立場からすれば、これは一面的な見方に過ぎません。
空間心理学の観点から群衆行動を紐解くと、障害物のない完全フラットなフロアでは観客同士が押し合い、パーソナルスペースを奪われることによるストレス(密集負荷)が高まりやすくなります。一方、duoの柱は、フロア内に物理的な「防波堤」を形成しています。激しいモッシュや後方からの圧迫を避けたい観客にとっては、柱のすぐ脇や壁沿いのスペースが適度なシェルターとなり、落ち着いて演奏に没頭できるパーソナル領域として機能しているのです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
この会場で心からライブを楽しめる人と、ストレスを抱えやすい人の境界線は明確に分かれます。
おすすめできる人: 豊かな音響とラウンジ特有の空気感を味わいたい人、後方の段差エリアからステージ全体をゆったり俯瞰したい人、そして整理番号に応じた立ち位置を事前に計算して動けるリテラシーの高い観客です。着席指定のduo MUSIC EXCHANGE座席表レイアウトが組まれるアコースティック公演では、柱を避けて座席が配置されるため、快適性は極めて高くなります。
慎重になるべき人: どんな整理番号であっても「メンバー全員の全身を常に正面から視界に捉え続けたい」という視覚重視のファンや、小柄で前方の密集による埋没を避けられない観客です。後方番号で入場して漫然と柱の真後ろに留まってしまうと、ライブの満足度が著しく低下するリスクがあります。