上の血圧は正常なのに下が90超え?隠れた動脈硬化と意外な原因について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
2026年最新高血圧治療指針においても、診察室での測定だけでなく「家庭血圧」を重視する潮流がより一層強まっています。家庭血圧は診察室よりもリラックスした状態で測るため、基準値が厳格に設定されている点に注意しなければなりません。
血圧分類詳細・数値データ(診察室 / 家庭)一般的な基準・相場編集部の見解・評価正常血圧上 120未満 かつ
下 80未満(家庭: 上115/下75未満)脳心血管病リスクが最も低い理想値血管の弾力性が健全に維持されている理想的なコンディション高値血圧(予備軍)上 120〜129 かつ
下 80未満生活習慣の早期是正が求められる段階塩分摂取や睡眠リズムの乱れが少しずつ蓄積している初期兆候孤立性拡張期高血圧上 140未満 だが
下 90以上(家庭: 下85以上)20〜40代現役世代に多発する特異パターン末梢血管の緊張が定着。放置すると数年で収縮期も悪化する分岐点Ⅰ度高血圧上 140〜159 または
下 90〜99(家庭: 上135/下85以上)明確な治療介入ライン。医療機関での精査必須動脈硬化が全身で進行。生活改善と並行し投薬治療の検討領域
日本高血圧学会が定める診断指針において、診察室での拡張期血圧の基準値は90mmHg以上が高血圧の領域です。しかし、朝夕に自宅で測定する家庭血圧では85mmHg以上が高血圧と判定されます。診察室で測って「下が92」であれば立派な高血圧であり、家庭で測って「下が87」であってもすでに血管には異常な圧力がかかっています。
特に下の血圧90以上の危険性を軽視してはいけません。血管が休むべき拡張期に常に高圧で叩かれ続ける毛細血管の内皮細胞は、絶え間ないダメージを受けます。結果として血管壁が分厚く硬くなり、やがて全身の動脈硬化のリスクを加速度的に引き上げます。